千種達夫文書目録 凡例

  1. 本目録は、「早稲田大学図書館所蔵 千種達夫文書」の目録である。
  2. 請求記号は「文書35」とし、一括して特別資料(貴重書)扱いとする。
  3. 各資料を、内容にしたがってA~Fの6項目に分類した。
    (項目)(主たる内容)
    A 満洲満洲親属継承法関係資料、旧満洲国司法部関係者名簿
    B 裁判判決起按・判決書写、損害賠償慰藉料請求事件参考資料、離婚訴訟関係メモ
    C 原稿満洲家族制度、民法改正、労働問題、慰藉料額の算定、新聞切抜
    D ノート講義ノート、研究・講演ノート
    E 書簡千種宛書簡・葉書
    F その他スクラップブック、辞令類
    *収録点数は、A:162点,B:376点,C:341点,D:217点,E:54点,F :132点の計1,282点である。
    *資料の利用については、早稲田大学図書館特別資料室の利用案内を参照のこと。なお、資料の性質上一部公開制限を設けるものもある。
  4. 上記各項目内における資料の配列は、千種自身の整理・分類を尊重し、その範囲内で年代順に並び替えた。ただし以下の場合はその限りではない。
    1. 綴物やスクラップブックの中身については、資料の検索性を考慮し、原秩序のままとした。
    2. 書簡については、利用者の便宜を優先し、差出人名にしたがって50音順に配列した。
  5. 資料の整理は以下の要領で行った。
    1. 目録から現物の状態を推測できるように、資料の階層構造を親番号・子番号で表すとともに(「A1(親番号)-1(子番号)」など)、それぞれの形態を明記した(次項参照)。
      また、複数の資料が封筒・袋・ひもなどにより一括して伝来したものについては、その際に付された表題をもって全体のタイトルとし「資料名」欄に記し、個々の名称については「文書名」欄に記した。なお、その際、資料を一括していた封筒・袋・ひもなども一資料として扱い、子番号1を付して先頭に配した。ただし、それらの内部に単一の資料しか封入されていない場合は、煩雑を避けるため子番号を設けず、封入された資料のみを目録に記載し、「数量(形態)」欄に「封筒入り」などと示すにとどめた。
    2. 資料の形態は、以下の要領で明記した。
      ①「数量(形態)」欄
      資料形態を、冊(製本冊子)、綴(ひも綴じ、ホチキス止めなど)、仮綴(クリップ/ピン止め)、封筒入り、袋入り、重ね折り、ひもで一括などで数量とともに表記した。
      ②「用紙・印刷・筆記形態」欄
      1. 用紙形態(原稿用紙、罫紙など)を明記した。その際、原稿用紙については「原稿(原稿用紙名、字数×行数)」と、罫紙については「罫紙(罫紙名、行数)」と、それぞれ表記した。原稿用紙名/罫紙名がない場合は字数・行数/行数のみ表記した。
      2. 印刷形態を、活版、タイプ、謄写版、カーボンなどで表記した。
      3. 筆記形態を、墨書、ペン書、鉛筆書、朱書などで表記した。
    3. 目録の記載要綱は以下の通りである。
      ①資料名、文書名、作成者、宛先、作成年月日とも原則として原文のまま表記した。また、作成年が和暦など元号の場合は、それに対応する西暦年を付記した。その他、整理者の判断・推測による場合は( )を付し、適宜備考欄にその旨を補記した。
      ②旧字・異体字は、人名など固有名詞を除き、新字に置き換えた。
      ③原文中に誤字・脱字・当て字がある場合は、該当箇所の直後に「(ママ)」を付した。

以上